高校中退からの大学進学(凡人の解説)

高校中退

こんにちは。メヒシです。

今回の記事は
「高校やめてしまったけど、やっぱり大学行きたいな」という方や
ご家族が高校中退してしまったという方に向けての記事です。

この記事を書いている私自身も高校を中退後に、3年間のひきこもりを経験しています。

高校を中退すると、家族以外との「大人」との関わりが減ります。
そしておそらく自分から情報を取りに行かないといけなくなります。

きっと高校中退されて、不安なことと思います。

私自身は、めちゃくちゃ不安でした。

なので、この記事を見つけてくれた方に、少しでも有益な情報を共有できればと思います。

もう15年近く前の話になりますが
高校中退引きこもり→大学受験(1年浪人)→MARCHレベルの大学に合格
という経験をした私の実体験をお話しできればと思います。

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高卒資格を取るには?一般的な方法4選

まず、多くの場合、大学や短大、専門学校へ進学するには

高卒資格が必須になると思います。

高校を中退してしまう場合、何かしらの手段でこの高卒の資格を得るしかありません。

以下に、高卒資格を取るための、一般的な方法を4つ説明します。

なお、上から順に、人との関わりが少ない順に並べています。
※一般的な傾向なので、学校によって違いはあるかもしれません

高等学校卒業程度認定試験に合格する

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定) – 文部科学省https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/

1つ目の方法は高等学校卒業程度認定試験(通称:高認)に合格することです。
※ 昔は「大検」と呼ばれていました。

受験要綱などは上のホームページをご覧いただければと思います。

この高認は、中学校~高校1年生程度の範囲の試験となっておりますが、科目数が多いです。

また学校に通わず独学で行う必要があり、ある程度自己管理ができる人向けかなと私は思います。

もちろん、可能であれば学習塾に通うというのも非常に有効ですね。

個人的に、ある程度勉強が得意な方にとっては最も効率的な方法に思えます。

通信制高校に転校・編入して卒業する

次に、通信制高校に入り直して、卒業する方法です。
ちなみに私、メヒシはこの方法で高卒の資格を取得しました。

私が通っていた15年以上前は、まだかなりマイナーな存在でしたが
最近は芸能関係のお仕事の方や、スポーツ、芸術に秀でた方々が通っているため
かなりメジャーな存在となりましたね。

↓の記事に、私の高校ライフ(反面教師にしてほしい)も合わせて載せております。

通信制高校は、学校ごとに違いはありますが
基本的には学校には月2~3程度で通い、あとは学校にレポートを提出できて
さらに、学期末の試験をパスすれば、ほぼ卒業はできると思います。

試験の点数が少々マズくても、補習などでカバーできる学校も多いと思います。

もちろん、学校に通うペースやレポート提出の頻度は、それぞれ学校ごとに異なるため
各々が通いたいと思う学校のサイトなどでしっかりとご確認をお願いします。

親身になって相談に乗ってくださる先生方も多数おり
私個人としては、相談できる大人の方が複数いるというのは本当にありがたいことだと思います。

油断していると私のように引きこもってしまう方もいると思いますが
それでも高卒資格を取るのにお勧めの方法の1つです。

定時制高校に転校、編入して卒業する

次に、定時制高校に入り直して、卒業する方法です。

定時制高校はいわゆる夜間開講です。

歴史としては、昼間働いている社会人向けに開校されたというのが背景にあるため
社会人向けに、夕方頃より授業が始まって、夜に授業が終わるといった形で進みます。

授業は毎日ある学校がほとんどです。

つまり、毎日学校に通う必要があります。

同級生と関われるチャンスが欲しいという方にはオススメの方法かなと思います。

ちなみに、卒業まで4年かかる課程もあるため
その辺りが重要な問題になって来る方は、じっくりと行きたい学校の要綱など確認しましょう。

全日制高校に再入学して卒業する

最後がこちらです。

ご家族の転勤などで転校される方はこのパターンもあるのかなと思います。

しかし初めに言っておくと、転校や編入はかなり難しい場合が多いです。

なぜなら、全日制高校は転入生や編入生を受け入れていない学校が多いというのが現状だからです。

高校を中退して、再び全日制高校に入学したい場合、多くは「再受験」が必要になると思います。

つまり、現在の中学3年生と一緒に高校受験して合格する必要があるということです。
もちろん、高校1年生の初めからスタートになります。

30代になってしまった僕は、この方法も全然悪くないかなと思います。

ただ10代半ばくらいだと、「1個下の学年と一緒にずっと授業を受けるがものすごい苦痛だ」
みたいなプライドを持ってしまっている人も多いと思います。

おそらく、私も当時は無理だったと思います……。気持ちは十分わかります。

しかし、大学に入ってしまえば、浪人していた人もかなり多いため
学年が2個3個違う同級生なんて結構いるもんです。

長い目で見れば、いい友達作れる可能性も全然高いです。

一応、ハードルは高い方法かもしれませんが、紹介しておきます。

高校中退で、大学受験は不利にならないか?

結論:一般受験であれば、なりません。

※ただし女性の受験生を差別していた某医科大学などは、ちょっと例外とさせてください。
 その辺りの問題まで取り扱うのは、現在の私のキャパでは不可能です。

大学受験は、最後の公平な試験だと言われています。
純粋に、ただ点数の結果のみで判断される公平な試験なのです。
本来そうでなくてはならないのです……。

ちなみに、推薦入試についてはまた毛色が変わってくるため、ここでは割愛します。
私自身、推薦入試を受けたことが無いため、お話できません……。

就職活動などは、人の主観が入った評価をされる

大学卒業後は、多くの場合、就職活動などをすると思います。

就活では多くの場合、筆記試験ではなく面接が合否を大きく分けています。

「一緒に働きたいな」とか「相性良さそうだな」といった、面接官の主観が
少なからず入ったようなステージで戦っていくことになります。

能力だけでなく、「縁」や「運」といった要素がより強く絡んでくるのですね。

大学受験は主観ではなく得点

でも、大学受験は違います。

高校3年間、生徒会長を引き受けて素晴らしい高校生活を送っていようが
高校3年間、引きこもって5chばかり見ていようが

ただ、その時の試験でどちらが高い点数を取れたか、だけで決まるのです。

実は、人生においてこれほど公平な試験って中々無いのです。

だからこそ、誰にでもチャンスはあるのです。

高校3年間の大半の時間を2chに注ぎ込んでしまったような私でも
運よく合格することができたのです。

大学受験するなら高望みをしてほしい(凡人の主張)

※ 注意 ※
この記事を書いているのが2022年1月29日なのですが
先日、共通テストの日に、高校生による切り付け事件が発生してしまいました。
東大レベルになると、ちょっと私のような凡人では指先タッチすることもできないと思います。
そのレベルの話は当然私にはできませんので、そういったハイレベルな方向けの話ではない
ということをここに記載しておきたく思います。

私の経験からの話ですが、大学受験では高望みをしてほしいと思います。

何故なら多くの場合、大学受験で第一志望に合格することは至難の業だからです。

つまり、例えば「MARCHに行きたい」と思った場合
まず最初は、早慶を目指した勉強をして損はないと思います。

あまりに受験科目にクセがある大学なら、例外的な話なのかもしれませんが

早慶レベルの対策ができれば、MARCHレベルにも合格することができる場合が多いためです。
というか実体験です(笑)もう15年くらい前の話ですが……。

まぁ、ただ何事も基礎は本当に大切だと思うので、そこだけは疎かにしない方が良いです。

私はMARCHレベルなので受験テクニックなどはお話できませんが
一つ、心構えとして参考にして頂ければと思います。

行きたい大学に行くのが一番。でも実は、学部選択も超大事

これはもう大学受験の落とし穴の一つだと思うので、一応話しておきたいのですが

学部選択ってめっちゃ大事だと私は思います。

そしてこのことについて言及している人はほぼいません。

つまり、大事だと思ってない人も多いかもしれないので聞き流してください……

例えばですが、特に文系の場合は学部のバリエーションが多いため、ごくまれに

法学部・経済学部・商学部・文学部・国際●●学部

みたいに、行きたい大学で受験できる学部は全部受けるみたいな方もいます。

それについては全く否定しません。
行きたい学校に行ける、というのは素晴らしいことだからです。

しかし、「その学部で何が勉強できるか?」ということに目を向ける時間も大切だと思うんです。

なぜなら、そのときの選択が大学生活4年間ずー---っと続くからです。

「何となくイメージで法学部を選んだけど、自分が本当にやりたいのは英文学だった……」みたいに
入学後に気づいてしまった人って、多分表に出ないだけでめちゃくちゃいると思うんです。

何を隠そう私もその一人です。

確か東京大学は、2年生で学部を決定して3年生から配属みたいな形だったと思いますが
多くの大学は違います。

私は「全大学が東大のやり方真似してくれないかな~」とか思ってしまうくらいですが
おそらく現実的にそれは難しいのでしょう。

色々言っていますが、やはり自分が行きたい大学に行くのが一番良いことだと思います。
その上で、例えば行きたい大学の複数学部に合格して、学部選択に迷った際には
1度よく考えてみてください。

今回は以上となります。

通信制高校の記事の方にも書かせて頂いていますが

どんな決断をしてもあなたの人生がより良い方向に進むよう
願っております!

最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

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