実際に高校中退をした自分が、33歳になるまでに経験したことや感じたこと

高校中退

こんにちは。メヒシです。

この記事は主に、高校中退を考えている方、高校中退をして間もない方
また、そのご家族・保護者の方々向けの記事となっています。

高校中退は、多くの方にとって、いわゆる「レールを外れる」初めての経験だと思うので
特に不安になられている方も多いと思います。

「高校中退して生きていけるの??」
「高校中退したらもう社会に出られないんじゃないの??」

おそらく今まで経験したことのないで、将来に不安を覚える方もいるでしょう。

結論から言ってしまうとそんなことはないのですが

どうしても不安だという方は多いだろうと思われますので

33歳になった私が実体験ベースでお話したいと思います。

もちろん、全ての方々に当てはまるとは思いませんが

一人でも多くの方の不安が、少しでも取り除ければ幸いに思います。

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筆者(メヒシ)はどんな人?

改めまして、メヒシと申します。 ※個人特定回避のため、個人情報は一部ぼやかしています。

私は現在、30代前半の会社員です。15年以上前に、いじめが原因で高校中退を経験しました。

高校中退後、通信制高校に転校するも、3年間の引きこもり生活を経験。

通信制高校は何とか卒業するも、進路が決まらず、1年の浪人生活が決定。

猛勉強の末に、MARCHクラスの大学に進学しました。
※MARCH=明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の頭文字から。

2022年2月現在、日本人の平均収入程度のサラリーマンとして生きており
東京23区内で楽しく一人暮らしをしています。

高校を中退しても大丈夫?

この話は、まず私が以前に投稿した
「高校を中退しようか迷っている方へ」という記事があります。

まずは、下記にリンクを貼りますので、目を通していただければと思います。

今回はその先で、「私が実際にこの経歴によってどのような経験をしたか」
また、「どのように感じたか」

個人的に大切だと思えるポイントをお話しできればと思います。

高校を中退した後に起こったこと、感じたこと

まず初めに言っておきますと

大学や短大、専門学校に入学したり、会社に入ったりしてしまえば
もう一切過去の経歴は関係ありません。

「高校中退」という他人の経歴にそこまで興味ある人はいません。

私は高校中退の人を見つけると、「仲間だ!」と思って話が弾んでしまうこともありますが
別に自分から「俺は高校中退だ」と言うこともほとんどないです。

つまり、気にしなければ全日制高校を「普通に」卒業した人とそこまで変わりません。

下記では、高校中退の自分が
「ここは少し一般的な高校卒の人と違うかな」と感じたことをお伝えします。

経歴は一生付きまとう ※実は大きなメリットもあり

当たり前のことですが、経歴というものは一生付きまといます。

例えば就職活動やアルバイト応募の際には必ず「履歴書」を書かなくてはなりませんが
これをごまかすことは絶対にしてはいけません。経歴詐称になるためです。

発覚した後に辞めさせられても文句は言えません。

つまり、全日制高校を中退したという事実は一生残ります。

そしてほぼ確実に面接では質問されます。(アルバイトの面接なら聞かれないかも)

「あなたは高校を中退されていますが、なぜ中退されたのですか?」

「あなたは高校を中退された後、どんなことを頑張りましたか?」

だいたい、どこもこんな感じの質問がされたように思えます。

そして、このことは見方によっては、とてつもないメリットでもあるんです。

勘の鋭い方であれば気づかれた方もいるかもしれませんが

「あらかじめ答えを用意できる」のです。

それでいて、そこそこ他人との差別化になる。言い換えるとインパクトを残せるのです。

だって、高校辞めてる人って少数派からです。

是非とも頭に入れておいてください。

これって、すごい武器です。

実際に私自身も、今勤めている会社の面接試験で聞かれました。
高校を中退したけど、そこから大学へ合格して勉強に励んだエピソード
を胸を張って話して、内定を獲得できました。

「頑張ったことなんかないよ!」という方も

是非これから作っていきませんか?

マイペースで大丈夫です。

思った以上に、自分の経歴を打ち明けにくい

これは、他人の目を気にしてしまう方、要注意です。

早くカミングアウトするに越したことは無いですよ。


恥ずかしい話なのですが、私はかつて「高校を中退した」という事実を
あまり友人など他の人に打ち明けることができませんでした。

喉まで出かかるのですが、声が出ないのです。本能的に拒否してしまうかのように。

「本当はさっさとカミングアウトしたい」

「でも、自らの意に反して本当のことを話せない、言えない」という状況があり

中々にモヤモヤが溜まりました。

この経験で私は感じました。「俺は、こんなにも人の目を気にしてしまうんだな」と。

もちろん今ではきちんと話せるようになっております。
喉のつかえがとれ、とても晴れやか気持ちになりました。

しかし、私は本当にカミングアウトまでに時間がかかり過ぎました。
昨年にFacebookでカミングアウトしました(笑)
15年以上も寝かす話じゃないよ……。

繰り返しになりますが、皆さんは早めにカミングアウトしましょう。

全日制高校でないと、「ステレオタイプ的な青春」は送りにくいかも

これは、趣味のスポーツをやっていたり、誰かゲーム仲間がいたり、アルバイトをしていたり
学習塾なんかに通っていれば、別かもしれません。

しかし現実的に考えると、中々「普通の青春」を送るのは難しいと言わざるを得ません。

もちろん、大学や専門学校でも青春は過ごせますし、会社でも不可能ではないと思いますが

あの

「同じ制服を着て、下駄箱で上履きに履き替えて
みんなと木の机を並べて、一緒にご飯を食べて掃除をして、修学旅行に行って」

という集団生活は多くの人にとって、高校生活が最後だと思います。

大学や専門学校ともなると、人間関係もだいぶ変わってきます。

歳を重ねて、遊び方がだいぶ変わる人も多いです。

~~

私の恥ずかしい話をしますが

私は高校時代青春を過ごせなかったことからか、今でも高校生になった自分の夢を見ます。

制服を着て、見たこともない人たちと広い校庭で仲良く遊んでいます。

青春コンプレックスというやつなのでしょうか。

残念ながら、時間はどうやっても取り戻すことはできません。
これは大なり小なり、私は一生抱えて生きていくのかなと思います。

しかし、そんな私の人生に一つ目標があります。

それは「朱夏を楽しむ」ということです。

これについては、一つテーマとして記事を書きたいと思いますので
もし機会があれば見て頂ければ嬉しいです。

頭ごなしに否定する人もごく少数存在する(気にする必要ナシ)

一応、厳しい事実として一つ伝えておきます。

頭ごなしに否定してくる人、います。

面接の場などで会うこともあると思います。

そしておそらく、上の世代の人が多いですね。

私もありました。

面接で「高校すらまともに通えなかった人に、ウチの仕事が続くと思いますか?」

と聞かれたこと。

そのときは私も必死に就職活動していたときだったので、数日引きずるくらい落ち込みました。
(私は超絶落ち込みやすい性格なのもあります……)

当時、まともに心無い言葉からダメージを受けていた、現在30代の私から一言。

気にしない。

気にしても仕方ないです。

というか多分

その人はあなたが高校中退してなくても文句言ってくる人です。

縁がなかった、ていうか、そんな人と働きたくないよね、と前向きに考えましょう。

いじめを受けていて「それどころじゃなく辛い」という方へ

もしも、いじめを受けていて、本当に辛いという方がいたら
もう生きることを全力で優先してほしいと思います。

私の記事ですが、死を選ぶというのが、いかにもったいないか伝わると幸いです。
※クセは強めかもしれません。ごめんなさい。

でも、もし仮に上の記事で伝わらなくても分かってほしいことがあります。

あなたは悪くありません。

もしも百歩譲って、あなたに原因があるというのが本当のことだとしても

いじめという手段に出ているのは加害者です。

だから、あなたは悪くありません。

どうかご自分を責めないでください。

いつか、高校中退という「傷跡」を胸張って見せつけよう

私が言いたいことは

最終的にここに至ります。

どうせなら、こうしたいと思うんですよね。

前述の記事にも書きましたが、これは自分が得た結論です。

確かに、良くない経験かもしれない。

失敗かもしれない。

でも失敗でも良いじゃないですか。上等じゃないですか。

あなたには、人には無い経験値がたまってますよ。間違いなく。

精神論っぽくなってしまいましたが、私はこういうマインドも大切だと考えています。

オドオドして隠さず、是非その傷跡を見せてやりましょう。
まぁとは言え無理はせず。今は無理なら、ゆっくり時間をかけて大丈夫ですよ。

学校辞めるのか、続けてみるか、色々悩むことは多いかと思いますが

どんな決断をしてもあなたの人生がより良い方向に進むよう
願っております!

この記事は何度も見直して、今後も有益な情報を載せられるよう

更新し続けようと考えています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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