こんにちは。メヒシです。
社会人の方であれば、「自責思考は大切だ」と聞いたことがあるかもしれません。
私も自責思考がある方だと思ってはいますが
私の場合、長いこと「変な自責癖」に苦しんでいましたので
今回はその失敗談をお話しできればと思います。
自責思考とは
まず、辞書で「自責」という言葉を調べると
自分で自分の過ちをとがめること。また、自分に責任があると考えること。
goo辞書 より
と書かれています。
ここであなたにも注意してほしいことがありまして
自責思考とは
「自分で”自分の過ち”をとがめること」であって
「自分で自分をとがめること」では決してありません。
ここにこそ「罪を憎んで人を憎まず」という考え方を思い出してほしいのです。
繰り返しになりますが、自分自身のことを責めてなじる行為ではないのです。
私も「間違えた自責」をしていた
私自身が、まさにこの自責の罠にはまっていました。
「あー、やらかした。何やってんだ俺のバカ!クソ野郎!」
「また間違えた。俺は生まれつき頭が悪いからなんだろうな」
「まーた失敗した。俺がダメ人間なせいだ」
別に、「自責しよう」と積極的になっていたわけではないのですが
いつの間にか、何か失敗する度に自分を責めるのが日課になっていました。
そして残念ながら、これにはなんのメリットもありません。
ただひたすらに自己肯定感が下がるだけで
嫌な記憶が刻まれるだけで
何も改善されません。
次につながらないためです。
自分は社会人になってから長いこと、こんなことをずっと繰り返してきました。
なので、めちゃくちゃに自己肯定感が低くなっていた時期がありますし
とにかくメンタル的にしんどかったですね。
ではどのように「自責」すると良いか?
私の考えですが
「自分自身」と「ミスやトラブル」を切り離して考えるのは必須だと思います。
だって「自分という人間」と「自分がした失敗」は別だと思うからです。
もちろん何かで失敗した瞬間は、悔しさで頭に血が上ってしまったり
落ち込んでしまったりすることもあると思います。
その感情を押さえつけるために自責などをしてしまう方もいると思います。
しかし、その負の感情を引きずるのは避けましょう。
私自身もそうだったので、気持ちはめちゃくちゃ分かります。
めちゃくちゃ分かりますが
引きずるのではなく
深呼吸して冷静になって
「あー、そうか。何がいけなかったのかな?」と、無理やりにでも落ち着いてほしいのです。
そうすることで、もう次に繰り返さないような対処ができます。
ここで少々話は変わりますが
仮にもし、例えばそのミスが
もう次が無い、「部活の大会」などだった場合は?
正直、私は、そういう経験があまりないので、正しくお伝えできないかもしれませんが
とにかく気が済むまで泣いて、気が済むまで落ち込んで
そして、やっぱり、できるだけ引きずるのはやめましょう。
忘れましょう。時間が経つとやはり薄まっていきます。
長引くと長引くだけ傷が深くなるのは間違いないと思いますし
おそらくメンタルにとって非常に良くないです。
当事者意識:冷静に自分の責任を考える
なんというか、「自責」という文字をそのまま受け取ることで
「自分自身を責める」という行動を起こしてしまいな方もいると思うので
そのことを踏まえて、私は「当事者意識」と呼ぶのがベターと考えています。
この言葉は吉田行宏氏の著書『成長マインドセット』よりお借りしました。
なんというか、何か問題が起きてしまった際に
「お前のせいだぞ!!」
「俺は悪くないからな!!」
「俺は関係ない!知らない!!」
というのは、それはそれでちょっとむなしいと思うんですよね。
私の会社の上司にも、何かトラブルが起きた際に
「どこの部署が悪い?」「誰がやったんだ?」「俺は関係ないぞ」など
責任の所在に、非常にこだわる人間がいるのですが
正直見ていて気持ちのいいものではありません。
「私にもやれることはあるか?」
「私はどうするべきだったかな?」
「次はどうしようかな?」
と、当事者意識を持って取り組むこと。これが適切な自責であると、私は考えます。
失敗した後は冷静に
しつこいくらい言っている気がしますが
私はこれまでの人生で、たくさん失敗してきました。
おそらく、これからも失敗するでしょう。
心がけていることとしては、まず、冷静になる。
そして
「どうしたら改善にもっていけそうか?」
「次はどうするか?」
「やり方は今のままで、もう少し粘ってみるか?」
何でもいいと思います。とにかく
次は失敗しない。これからどうしていくか?
いつでも、そういう方向に繋げていきたいなと私は思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント